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  シカゴのレストランガイド
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The Village  
71 W. Monroe, Chicago MAP 312-332-7005

ダウンタウンの有名なイタリアン・ビレッジ(イタリア料理ばかりが3店舗入っているビル)の一番上にあるTHE VILLAGEは、『シカゴで一番古いイタリアン・レストラン』という看板を掲げているものの、気取らずに家族が気軽に行けるようなイタリアン・レストラン。

階段を上がってお店に入ると、右側には著名人達の写真や、サインが沢山飾ってあります。店内は照明が落としてあり、ムードは悪くありませんが、決して肩肘張るようなお店ではなく、家族や仲間たちがカジュアル・ウエアで北部イタリアの料理と談笑を楽しめるようになっています。このお店の特徴はいたる所にある一見『穴ぐら』のような個室で、大きなものは10人以上入れるようなものからカップル用の小さなものまで色々あります。この個室のお陰で多少小さなお子さんのいる家族でも周囲の目を気にする事無く外食ができます。店内はとても賑やかですしね。

さて、料理の方ですが、今回取材班はアンティ・パスティにはムール貝のガーリックソース和えとカルパッチョを頼みました。ムール貝をマリナラ・ソースにせず、ガーリックソース和えにしたのは最初からテーブルにあったパンをダンクして食べたら美味しそうだな、と思ったからです。出てきたムール貝は塩味が効きすぎておらず、繊細な味付けが○。パンにつけるアイデアも思った通りに美味しくってピニョ・グリージョがすすみました。その点カルパッチョは薄切り具合は良く、ARUGULA(日本ではルッコラと呼ばれるイタリア系の野草)の風味も悪くないのですが、全体的に味が薄く、取り立てて印象に残る前菜ではありませんでした。

メイン・オントレには毎月変わるリゾット(訪問時はサルシッチアというイタリアン・ソーセージ入り)と、パスタにはカッペリーニ・ダンジェロをオーダー。オントレにはスープとサラダが付いてきましたが、味が濃すぎず、具のたっぷり入ったミネストローネは参加者の間では評判は悪くはありませんでした。でも一般的には、好き嫌いが分かれるかも知れません。リゾットは、アルボリオ米の茹で具合はなかなかベリッシモ。イタリアン・ソーセージの味も良くチキン・ブロスとの調和には取材班もニッコリ。特に大ぶりのマッシュルームの味が印象的でした。贅沢を言うとイタリアン・ソーセージが大切り過ぎるので、もう少し小さく切ってあっても良かったかな。パスタの方はカッペリーニの代わりにスパゲッティーを使ってもらいましたが、ちょっと茹ですぎ。でもあっさりしたトマトソースの味付けはアメリカのイタリアンに慣れてしまった取材班にはとっても新鮮。ケーパのアクセントも良く効いており、「結構イケルね」の声が。ソースに入っているリコッタ・チーズの分量が良かったのでしょう。

締めくくりには当然デザート。今回はティラミスと、ラズベリーソース仕立てのチーズケーキにトライ。どちらも決して甘すぎず、及第点ではありましたが、特別「美味い〜」というほどではありませんでした。ただし、チーズケーキのラズベリーソースの味はバッチリでした。

The Villageがシカゴのトップ10イタリアンに入るか?と聞かれるとそんな事はないかも知れませんが、キビキビとしていてとてもフレンドリーな店員や、リーズナブルな価格を考えても、一度足を運んでみて欲しいレストランの一つではあります。

ムール貝はマリナラ・ソースかガーリックソースで仕上げてくれます。(写真はガーリックソース) ARUGULA(日本ではルッコラ)の風味が美味しいカルパッチョでしたがちょっと味は薄め。 オントレにはスープか、サラダが付いてきます。
リゾットは毎月変わるそうです。今回はサルシッチア(イタリアン・ソーセージ)版 あっさりした味がいいカペリーニ・ディアンジェロ(写真はカッペリーニの代りにスパゲティーを使ってもらいました。) 意外と甘さ控えめのティラミスはラムがたっぷり。
 
ラズベリーソースの甘酸っぱさがチーズケーキにピッタリ。 店内にはいたる所に個室っぽくなったブース席があり、小さなグループやカップルでも楽しめる。  

HOUR:

日−木:

11:00am - 8:30pm

金&土:

11:00am - 9:00pm

お勧めのシチュエーション:
ファミリー、軽いデート、合コン
服装:
カジュアル
お値段:
$$$$
(¢=$10以下、$=$10~$20、$$=$20〜$30、$$$=$30〜45、$$$$=$45+(ドリンク含まず))
 
     
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