お気に入りのテイクアウト

コロナ禍と言う先の見えない中にも拘わらず、Woodfiled Mall周辺ではレストランが続々とオープンするなど活気を感じます。今回はそんなエリアの一角にあるお洒落なバーベキュー・レストラン「Blackwood BBQ」へ行ってきました。同店はシカゴ市内を中心に店舗を展開しており、現在は市内に5店舗、郊外には今回訪れたSchaumburg店が2019年8月に出来ました。全面ガラス張りでどこからでも見渡せる広々とした造りの店内は、モダンでスタイリッシュな印象。ピックアップに訪れた際はテイクアウトとデリバリーの注文で忙しそうでした。

　メニューの品数はそう多くはありませんが、オリジナリティー溢れるものばかりで、どれも試したくなります。定番メニューは8種類ほどあり、サンドイッチかサラダ、プラッター、タコスなどのサーブスタイルから選べるようになっています。オーダーしたBrisket Burnt Ends Platterは、焦げ目をつけて焼いた香ばしいキューブ状のブリスケット（肩バラ肉）に、パンとコールスロー、そしてピクルスがついています。お肉はジューシーさに欠けますが身はホロッとほぐれるほど柔らかく、全面に絡んだキャラメル風ソースのおかげで深いコクと甘みを感じます。パンはホワイトやウィートなどから選ぶことが出来、お好みで酸味の効いた紫玉ねぎのピクルスや、ほんのり甘いシャキシャキのコールスローを挟んで味のバリエーションを楽しめます。取材時の限定メニューにあったNashville Hot Chicken Sandwichは、チキンの皮がカリッカリッで身はしっとりと揚がっています。チキンのスパイシーさを和らげるコールスローの円やかな味わいも申し分なく、味のバランスや食べ応えもバッチリ。そして同店のメニューの中でも特に人気のあるBeef Brisket Platterは、BBQのスモーキーな香りがお肉に染みわたっていて、ちょっと強めの塩気でビールが飲みたくなります。味のアクセントをつけたい時は、特製のBBQソース（スイート、マイルド、ホットなど）をお好みでつけて味の調整をすることをお勧めします。サイドには色鮮やかな紫玉ねぎやピクルス、コールスローが添えられていて彩りも華やか。ちなみにプレートメニューを店内で食べる場合、懐かしいアルミプレートにのってきます。BBQポークを細かく割いたものにフルーティーなソースを絡めたPulled Pork は、スパイスの味わいと肉の旨みが甘辛いソースの中で引き立っており、フワフワのパンにのせて食べても、そのまま食べても美味。Brussel Sproutsは焼き目のついたブルッセルスプラウとの苦味と香ばしさ、メイプルシロップの甘さ、それにサクッとした軽い食感が良く、いくらでも食べれます。

食後にはPecan Pieのスライスを頼んだのですが、ナッツのコクとフィリングの甘さが程よく、予想以上に本格的な味わいに大満足でした。

「Blackwoods BBQ」では、ホルモン剤や抗生物質などが入ってないお肉、冷凍されていない鶏肉を使うなど食材にも拘っています。売り上げの一部は学校や病院、警察などに寄付する社会活動も行っており、地元コミュニティーに貢献する姿勢にも好感度が持てます。こちらは口コミのうわさなのですが、働いているスタッフに若いイケメンが多いというのもこのお店の人気の要素の1つかもしれません。

※同店では12/23と24にテイクアウト出来るクリスマスディナー（ハニーバーボンスモークハムやサザンスモークターキーなど）の予約を12/18まで受け付けていますので、是非そちらもご利用ください。

(12/17/2020)

香ばしく焼いたBrisket Burnt Endsはコクのあるキャラメル風BBQソースを絡めています	限定メニューのNashville Hot Chicken Sandwichはこの通りのボリューム	BBQのスモーキーな香りと肉の味わいを堪能するなら、Beef Brisket Platterもお勧め
彩りよく盛られたPulled Pork　Platter。スパイスと肉のがフルーティーなBBQソースの中で引き立っています	スプラウト本来の甘みと焦げ部分の程よい苦み、パリッとした食感がクセになるBrussel Sprouts	ナッツがたっぷり！本格的なピーカンパイも美味です