ウッドフィールドモールの近く、ミーチャムロードとゴルフロードの北東の角にあるQdoba Mexican Grill はいわゆる本格的メキシカンというよりは、アメリカの風をたっぷり取り入れたメキシカン・ファーストフードのお店です。お店に一歩足を踏み入れるとコンテンポラリーな雰囲気で、先行展開してメインストリームとなったChipotleをかなり意識した内容になっています。

Burritoがこのお店のシグネチャーアイテムですが、ケーセディア、タコス、タコスサラダ、スープ、キッズーミールなど他のアイテムも充実しています。ただ、ちょっと気になるのはブリトーのオーダーの仕方。わざわざ店内にオーダー方法が表示されているほど、オーダー時に色々と質問攻めにされるので、初めての人にはちょっと不親切。大まかに説明すると次の通りになります。
１） ブリトーの種類を決める
２） 豆の種類を2種類から選ぶ（黒豆、又はピント豆）
３） 5種類のサルサから選ぶ（辛さの加減も書いてあります）
４） チーズやサワークリーム、ワカモーレ、またはレタスを入れるかどうかを決める
これらをオーダーすると、大きな一枚のトルティーヤを一瞬蒸し焼きみたいにして温めて、それに希望のお肉や豆、サルサやサワクリームなどを入れてくれ、あっと言う間にフットボールサイズの大きなブリトーが出来上がります。

今回取材班が選んだのはチップスとワカモーレ、シグネチャーブリトーの中からはSteak Queso Burrito とSeasoned Shredded Beef Burrito 、それからChicken Quesadilla の4品でした。作りたてのチップスは、パリパリした食感は美味しいのですが、ワカモーレにもう少し酸味があっても良いのでは？と思いました。

シグネチャー・メニューの一つであるステーキ・ケソ・ブリトーは、蒸し焼きにして温められたトルティーヤのチューイーさがたまりません。ステーキも非常に柔らかく、香ばしいし、何より『ケソ』と呼ばれるこのお店の独自ソース（モントレージャックチーズ、チェダーチーズ、それからアメリカンチーズの3つのチーズとポブラノペッパーやスパイスが入ったあたたかいソース）がステーキに程よく絡まっていて、マイルドなハーモニーが○でした。もう一品のシグネチャーであるシュレディッドビーフ・ブリトーは、8時間かけてじっくりとローストして自然にお肉が骨から離れるまで待つほど丁寧に時間をかけて作られているそうで、口に入れるとふんわり柔らかいし、味付けも良いのですが、全体的なバランスを考えるとステーキ・ケソ・ブリトーに軍配！でした。

そして今回取材班が一番オススメしたいのはチキン・ケーセディア。蒸し焼きになるブリトーのトルティーアとは違い、オーダーすると直ぐにパリパリに焼き始めてくれるケーセディアのトルティーアの香ばしさやチーズのこげ具合は本当にベリーグッド！最低でも24時間は柔らかくなるまでスパイスでじっくり漬け込んでいるというチキンには味がじ〜っくりしみこんでいて、とってもジューシーです。まさにビールを片手につまみたくなる一品でした。（ちなみにこのレストランでは、マルガリータやメキシカンビールなども置いています）

ファーストフードのわりに値段設定はちょっと高め？ですが、全体的に良くまとまった味付けのお店なので是非色々お試しください。

パリパリした出来立てのチップスは美味しいのですが、ワカモーレにはもうちょっと酸味があってもいいのでは？	今回のイチオシはこのチキン・ケセディーヤ。チキンの味のしみこみ具合もバッチリでした！	これが『ケソ』を使ったブリトー。マイルドなハーモニーがなかなかです。
じっくりとローストされたシュレッディッドポークのブリトー。どうです？このボリューム！	コンテンポラリー・インテリアでした。