Schaumburg を南北に走るRoselle Roadに面したストリップモールに、地元で人気のポーリッシュ・レストラン『Opolska』があります。ポーランドの家庭料理をアメリカでも楽しんでもらいたい、というオーナーの強い思いから実現した同店は、本格的な味と居心地のよい雰囲気のおかげでネットや口コミで高い評価を得ています。店内にはポーランドの風景をモノクロで映した大きなパネルが飾ってあり、明るい黄色のソファーがコンテンポラリーな雰囲気をつくりあげています。

最初に運ばれてきたテーブルサービスのパンは外側が少し硬めのタイプで、塩気の効いたベーコンやマッシュルームを使ったパテときゅうりのピクルスがついてきます。風味豊かなパテはさっぱりした味わいでシンプルなパンにとても合いますし、酸味のきいたピクルスはビールやワインなどのアルコールにもピッタリです。

ディナーメニューから頼んだPlacek Po Wegierskuは、ポーリッシュ・フードを代表するポテト・パンケーキのことで、まろやかなトマトベースのソースが添えてあります。サイドにはシャキシャキのコールスローと甘いビーツ、それに酸味のあるザワークラウトなどもあり、カリカリした香ばしいパンケーキとのコンビネーションを楽しめます。色んなポーランド料理を一度に味わえるPolski Talerzは、手作りのピオロギやポーリッシュソーセージ、ロールキャベツ、それに先ほどのポテト・パンケーキがのっています。柔らかい皮の中にミルキーなチーズと鶏ひき肉を包んだピオロギに、粗挽き肉を使った旨味たっぷりのポーリッシュソーセージ、口の中に入れるとトロトロにとけて肉汁がジュンワリ広がるロールキャベツ、それに外側カリカリ＆中がホクホクのポテト・パンケーキなど、どれをとっても抜群の美味しさです。サイド付きのディナーメニューからは、ポテトベースのニョッキと、豚の挽肉とみじん切りのピクルスを包んだロールキャベツのセットを選びました。ニョッキもロールキャベツもしっとりとした柔らかさが食べやすいので子供受けもよく、お皿に敷かれた野菜を凝縮したコンソメ風ソースが優しい味わいにまとめています。こちらもサイドにはコールスローとビーツ、それにザワークラウトの3品がついてきます。
　
メインのお料理はボリュームがかなりあるのでお腹は一杯になりましたが、味付けがしつこくないので食後のデザートにNalesniki（クレープ）もオーダーしました。薄くてしっとりと焼きあがったクレープ生地に、甘酸っぱさがほど良いストロベリーソースとシルキーなホイップクリーム、それにチョコレートソースが抜群のハーモニーです。
　
メニューには日本人にもお馴染みのカツレツがありました。お店の人によると、ポーリッシュ風のトンカツやチキンカツを挟んだサンドイッチや、ヘルシーなバゲット（オープンサンド）もさっぱりとした味付で、お勧めとの事でした。

（01/06/2020）

テーブルサービスのパンにはベーコンとマッシュルームのパテ、きゅうりのピクルスもついてきます	ポーランドフードを代表するPlacek Po Wegiersku（ポテト・パンケーキ）。サイドのコールスローやビーツ、ザワークラウトが色鮮やか	ピオロギやポーリッシュソーセージ、ロールキャベツなどのポーランド料理を一度に味わえるPolski Talerz
ポテトベースのニョッキと、豚の挽肉とみじん切りのピクルスを包んだロールキャベツのセット	薄くてしっとりと焼き上がったクレープ。甘酸っぱいイチゴに生クリーム、チョコがベストマッチ	コンテンポラリーでお洒落な店内は居心地が良くてくつろげます