Elmhurstにある「Nu Crepes」は、新鮮な素材と作りたての美味しさにこだわったオリジナルクレープのお店です。アイルランドを旅行中に訪れたダブリンのレストランでインスピレーションを受けたオーナーが、そのアイデアを集結したというお店で、一般的なフレンチクレープの概念を超えた、多彩な食材を使ったクレープメニューを揃えているのがポイント。お店は入口の先にある階段を下りた半地下にありますが、明るい照明とシンプルモダンなインテリアのおかげで、ゆったりとくつろげる空間が広がっています。

　まず最初にBreakfastメニューにあるB5という惣菜クレープを頼みました。これはキャラメル色に炒めた玉ねぎとホウレン草、マッシュルーム、スイスチーズ、そして卵を包んだクレープで、まるでお好み焼きのような甘辛い味付けが日本人の口に良く合います。野菜と卵、そしてチーズが入っているので、しっかり栄養を取りたい朝ごはんにもピッタリ。次は頼んだChicago Smogは、風味の良いチョリソー・ソーセージにピリ辛いグリーンチリがパンチを効かせていて、ほんのり甘いキャラメライズド・オニオンとマッシュルームが入っています。味付けにはガーリック・マヨソースが使われていて、こってり＆しっかりめの味付けが◎。クレープは薄いにも関わらずモッチリと弾力があり、とても本格的です。サイドにはセロリやリンゴ、シラントロ入りのコールスローが付いていて、シャキシャキとした食感が口の中を爽やかにしてくれます。Hail Caesarはグリルした鶏の胸肉がたっぷり入ったボリュームのあるクレープで、鶏肉の他にホウレン草とトマト、モツァレラチーズ、プロボンヌチーズが入っています。味付けにはコクのあるクリーミーなシーザー・ドレッシングが使われており、チーズ好きには嬉しい一品。ターキーやハム、ベーコンなどのハム類にアボガドを合わせたCaliは、塩気のあるハム類に口どけのよいアボガドが絶妙で、なかなか良いコンビネーションです。こちらもモツァレラチーズとプロボンヌチーズ、それにクリーミーなランチソースが使われていて味わいは濃厚ですが、風味付けのシラントロとライムの酸味で後味はさっぱりとしています。

　最後にSweetメニューからStrawberry Cheese Cakeを選びました。しっとりとしたクレープ生地でイチゴとクリームチーズを包んでいて、イチゴ本来の甘酸っぱさが生かされています。トッピングにはホームメイドのフロスティングとイチゴのコンポートがのっていて、トロリとした食感とクリーミーな甘みがとても贅沢です。

　「Nu Crepes」では通常メニューに加えてCrepes of Monthというスペシャルメニューもあり、それを楽しみに毎月訪れるファンもいるそうです。スイーツ系もおかず系もユニークな具材を使ったものが一杯で興味深いクレープがまだまだ沢山ありますので、朝食やランチ、お茶、食後のデザートにトライしてみてください。

(11/04/2019)

朝ごはんクレープのＢ５はお好み焼きのような甘辛い味付けが日本人の口に合います	チョリソー・ソーセージとグリーンチリがパンチを効かせたChicago Smog	グリルドチキンがたっぷり入ったHail Caesarはチーズ好きにお勧めの一品
Caliは塩気のあるハム類に口どけのよいアボガドが絶妙なコンビネーション	甘酸っぱいイチゴに手作りフロスティングがピッタリなStrawberry Cheese Cake Crepe	半地下にありますが、明るい照明とシンプルモダンなインテリアで居心地が良いです