Red LineのGranville駅の目の前にある「DAK」は、地元で人気の韓国風ウィングのお店です。メニューはいたってシンプルで、シグネチャーのウィングは5個入りか10個入りを選ぶだけ。ソースには特製のDAKソース、または韓国風スパイシーBBQソースの2種類があるのでどちらかを選びます。またライス系にはトッピングの選べるビビンバや、5種類のセット・メニューなどが用意され、ワッフル・フライやキムチ、春巻きといったサイド・メニューも数種類あります。どれもホームメイドならではの味わいと手頃な値段が魅力なので、一度来るとリピーターになる人が多いようです。

まずは2種類のフレーバー・ウィングを試してみることにしました。2度揚げしてからソースを絡めてあるので、ウィングは表面の衣がパリッと薄く、中はとってもジューシーです。手で持つとサクッと割れてしまうほど柔らかい身は、骨からも簡単にはずれるので食べやすく、ウィングの一本一本も大きくて食べ応えが十分なのも好ポイント。DAK特製のガーリック＆ジンジャー・ソースは、しょう油ベースのさらっとした酸味のあるさっぱり系ですが、たっぷり入った黒コショウの辛味がパンチを効かせています。一方、コチジャン・ベースの赤いBBQソースは甘めの濃厚な味わいで、これだけでご飯がどんどん進みそう。エキストラ・ソースを小さな容器に入れてくれるので、出来ればウィングをさらにソースに浸して食べると◎。どちらも濃いめのアジアン・フレーバーですが、衣が薄くて香ばしいので、衣の分厚いフライド・チキンに比べるとずっとあっさりしていて、ご飯によく合います。

その他には、BBQポークのセット・メニューとサイドメニューの揚げ春巻きと韓国風ポテトサラダを注文しました。BBQポークは熱々のご飯に甘辛いBBQソースを絡めた豚肉とシャキシャキのキュウリのお惣菜、ほんのり甘い大根の酢漬け、もやしとにんじん、ほうれん草のナムル、それに半熟の目玉焼きがのっています。野菜がたっぷり入っていることで、見ためやボリュームはもちろん、栄養バランスもとても良く、目にもお腹にも大満足の一品でお勧めです。サイドに選んだ揚げ春巻きはサックリとした皮の中に、細かく刻んだキャベツと、ザックリとしたきくらげ、ひき肉入りの具沢山のあんが入っています。コリコリとした食感の残るきくらげと、しんなりと甘いキャベツの相性も良く、ご飯だけでなくビールのおつまみにもぴったり。一本がわりと大きめなので、夕食のおかずに揚げ物が欲しい時などにテイクアウトするのもいいかもしれません。マヨネーズと酢のきいた韓国風ポテト・サラダは、ふんわりと滑らかなゆでたまごが入っているのがユニーク。ほっくりしたポテトに甘酸っぱいりんごのスライスがアクセントになっていて、色鮮やかで歯ごたえのいいザク切りのセロリやにんじんもいい感じです。プリン程度の小さな容器に入っているのですが、カップ一杯にギッチリと詰め込まれているので、見た目以上にボリュームがありました。

メニューの種類はそれほど多くありませんが、トッポギや餃子などの一品もあり、どれもが＄3〜9前後とお財布にも優しいので色々と気軽に楽しめます。またご飯メニューとサイドの単品を組み合わせることで、何種類もの野菜とお惣菜が楽しめる上、＄2〜3追加でおかずの増量も可能。カフェ・スタイルのカジュアルな店内は、一人でも入りやすい雰囲気なので、いつでもフラッと利用できるところも嬉しいです。

(05/26/2014)

ニンニクと生姜をきかせた特製DAKソースを絡めたチキンウィングは黒コショウがきいています。	コチジャン・ベースの赤いBBQソースは甘めの濃厚な味わいがご飯にぴったり。	彩りや栄養バランス、ボリュームのどれをとっても大満足なBBQポークのセット・メニュー。
サイド・メニューの揚げ春巻きは、一本が大きいので夕飯のおかずにもなりそう。	カップ一杯にギッチリと詰め込まれたポテトサラダは、甘酸っぱいりんごがアクセント。	カウンターの奥にある、シンプルなメニューボード。