アメリカでは最近、「Starbucks」などの大規模なチェーン店ではなく、独自の味やコンセプト、雰囲気を大切にするローカル・コーヒーショップが注目を集めていて、そのブームは”3rd Wave of Coffee(コーヒーの第3の波)”と呼ばれています。そのサードウェーブの先駆けとなったのがオレゴン州ポートランド発の「Stumptown Coffee Roasters」と言われていますが、そのコーヒーを飲めるカフェがアーリントンハイツにオープンしました。さすがに話題のコーヒーが飲めるとあって地元では早速人気を呼んでいます。コーヒー以外にもユニークなフレーバーのお茶やバブルティー、それにこだわりのローカル店から仕入れたベイクドアイテムも置いてあり、お客さんに対するの思いやりと関わりを大切にする、オーナーのミッシェルさんの穏やかでフレンドリーな接客もこのお店の魅力ポイントです。駅前の車通りが多いロケーションですが、店内は自然光のぬくもりとゆったりと流れるようなジャズ・ミュージックのおかげで、ホッとする癒しの空間になっています。またスペースは決して広くありませんが、少しでも多くの人がくつろげるような配慮がされてあり、すっきりと清潔感のあるインテリアが居心地の良さを感じさせてくれます。

Cold Brew(Ice)　& Green tea Latte(Ice)
	スタンプタウン・コーヒー独特のクセとコーヒー豆の渋みがギュッと凝縮されたアイスコーヒーは、飲む度に美味しさが増していきます。スッキリと喉越しのよい抹茶ラテは嫌味のない味わいで大満足。アイスで頼むと氷をたっぷり入れられてせっかくの味と風味が薄まるのが早いため、氷を少なめでお願いするとよいかもしれません。
Vanilla Latte(Hot)　& Lavendar Latte(Hot)
	泡立ちのよいミルクをたっぷりとブレンドしたバニラ・ラテは、コーヒー本来の美味しさをしっかりと残しつつも、ミルクのまろやかさが引き立っています。体の内側を温めてくれる優しい味わいで、特に寒い冬場にはお勧め。ホイップクリームを追加すればふんわりとした甘さがプラスされ、デザート感覚でも楽しめます。口に含むと鼻腔からラベンダーのアロマがスッと抜けていくラベンダーラテは、気持ちがグッと上品になるユニークなドリンクです。
Cookie and Cream Smoothie
	クッキーアンド・クリームは甘ったるいかな？と思いきや、かなりあっさりとしていてびっくり。こんなにさっぱりと飲みやすいスムージーがアメリカにあるのか…と取材班の間でかなり好評でした。
Coffee Avocado
	フルーツにアボガドを合わせたスムージーはみかけますが、なんとコーヒーにアボガドを合わせたドリンクがこのお店にはあります！店員さんによると結構リピーターも多いということで、興味津々で頼んでみたのですが、アボガドのネットリとしたコクがコーヒーの風味に意外にもマッチしていて、思いのほか美味しくてびっくり。
Ube Donuts
	ドーナツはユニークなフレーバーがあることで知られる「Gurnee Donuts」から仕入れています。特に珍しい紫芋を使ったウベドーナツは、鮮やかなパープルとたっぷりのココナッツフレークが一見クドそうですが、とても優しい味わいでどんなドリンクとも合います。
Mast Chocolate-Sea Salt
	シーソルトたっぷりのマストブランドのチョコレートはとっても上品な味わいで、深みのあるコーヒーと相性抜群です。

「Around cafe」ではシグネチャーのスタンプタウンのコーヒーが飲めるだけでなく、購入も出来ます。また、日本のキッチン雑貨”Kinto”のティーセットや、ブルックリン発のMastチョコレートバー、それに自然派基礎化粧品ブランド”Apotheke”のコスメなど、「Around cafe」のコンセプトに合わせた上質なセレクト商品も揃えてあるので、コーヒーを飲みながらチェックしてみるのも楽しいです。静かで落ち着いた雰囲気のカフェですが、ミッシェルさんは大の子供好きなので子供連れも歓迎してくれますし、日本語も少しだけ知っている日本びいきの方なので、気軽に立ち寄ってみてください。

(02/13/2017)